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副館長として葬斎センターの管理をしています。施行のない日は、打ち合わせや見学で葬斎センターに来館された方の対応をしています。また、空いた時間には清掃に徹底的に取り組み、葬斎センターの美化を保てるよう心がけています。施行のある日は式場の設営に始まり、ご家族立会いのもと、お手を借りながらご納棺の儀を執り行い、ご葬家様の着物の着付け、司式者との打合せ、司会進行、ご火葬場でのお手伝い、ご葬家のご自宅へご遺骨安置祭壇の設置と、２日間ご葬家様に寄り添いながら、儀式のお手伝いをさせていただいております。

学生の頃に、祖父の葬儀を自宅で行った時、職員の方に設営から火葬場のお手伝いと何から何までやっていただいた事を覚えており、こういった仕事をしてみたいと思った事がきっかけでした。実際に私自身が儀式のお手伝いをするようになった今では、自分の親と変わらない年齢の方から「何も分からないの」と言われ、頼られた時には責任とプレッシャーを感じながらも、２日間という限られた時間の中で、お客様に寄り添い精一杯お手伝いさせていただいております。そして、「ありがとう。良いお式でした。」と言われた時は、何より喜びとやりがいを感じます。

たくさんの職業がある中で、人と関わり合う職業では「おもてなし」という言葉をよく耳にします。当然、葬儀でもおもてなしは必要不可欠です。しかし、まだまだ私は未熟で、「あの時、ああすれば良かった」と後で後悔することも多々あります。また、時にはお客様より、厳しいお言葉や助言をいただくこともあります。何よりお客様が心から喜んでいただき、お客様から「あなたでよかった」と言っていただけるよう、儀式のお手伝いをする者として一期一会の心を持っておもてなしをしていくこと、またひとりの人間として、日々成長と努力を続けていくことが今の目標です。