わが国では仏壇を祀るようになったのは、今から一千年以上も前、天武天皇の時代からそのルーツを見る事ができます。法隆寺の玉虫の厨子は最古の仏壇として知られています。 仏壇が広まるのは、かなり後の室町時代になると浄土真宗の蓮如上人が、各家庭に仏壇を祀るようにと説いたため、浄土真宗の門徒の間に仏壇が広まり、これが金仏壇のはじまりです。 江戸時代中期に入ると檀家制度の定着により、各宗派にも仏壇が広まります。明治時代に入り各宗派の持ち味を出そうと作られたのが唐木仏壇です。
唐木仏壇ができるまでには、様々な工程と熟練工の技が必要です。 製造工程は、主として生地工程・彫刻工程・塗装工程に分類することができます。 下の図は徳島の唐木仏壇の代表的な製造工程の例です。 さらに各社各様の工夫と技術がもりこまれ、梱包、出荷されます。
●仏壇の製造工程
●仏壇塗装
仏壇塗装を大きく分ければ、材質の特色を素朴に美しく引き出すオープン仕上げと鏡面仕上げとがあります。 いずれにしても仏壇の美しさを引き出す塗装は最終工程における職人芸の極地を示す方法です。
漆工技術のひとつである摺り漆仕上げを漆ではなく化学塗料で行うもので、最近の高級唐木仏壇の主流となっています。塗装の度に研磨を繰り返し、木地の表面を平らにします。オープン仕上げの最終工程は水ペーパー仕上げによるもので、材質の美しさ、特色を最大限に引き出し木地が元来もつ風合いをそのまま見せます。
厚めの塗装面で仏壇の木地を保護するものですが、鏡面状の塗装面は一層仏壇本体の豪華さを引き立てます。
全てムク材を使用しています。
芯材に四方から唐木を貼り合わせています。
芯材に三方から唐木を貼り合わせています。
芯材に二方から唐木を貼り合わせています。
芯材に前方向から唐木を貼り合わせています。
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